Gypsy – Giant’s Despair CD


Gypsy – Giant’s Despair ¥750
Released in 2012 by Six Feet Under

Cold World, Let Down, Stick Togetherなどのメンバー在籍するエモ/メロディック・バンドの1stアルバム。

これが非常に良いんですよ。ボーカルが完全にBlake Schwarzenbach崇拝かましており、楽曲もかなりJawbreaker直系なんですが、とにかく曲が良い。
ひょっとしてJawbreakerよりJawbreakerの良さ出てるんじゃないか、と時折思ってしまうくらいの良さ。
かつ、メンバーの出自を感じさせるゴリッとしたギターフレーズを自然に混ぜてくるのがまた良い塩梅。リフの強度けっこうあるのでDrug ChurchとかSnapcaseの3rdとか好きな人も自然に気に入るんじゃないかなと思います。

どうやらサイドプロジェクト的な感じらしく、現在も活動しているのか不明ですが、確実に今聴いても最高な1枚。

Bandcamp

全曲良いんだけど、この曲は確実に50回以上聴いたなー!

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新入荷諸々


新入荷!!詳細なレビューは後ほど。

Makthaverskan – II 12″ (2014, Run for Cover) ¥1,940
キラキラ感溢れるスウェーデン産ドリーム・パンク!ライブ映像見てカルチャーショック受けました。こんなキラキラしたライブ空間があるのかと。近々新譜が出る模様です。

Loma Prieta / Raein – Split 7″ (2013, Deathwish) ¥760
大型スプリット。

Youth Funeral – See You What I See You 7″ (2015, Twelve Gauge) ¥860
グイグイ来てる系US若手エモ・バイオレンス。

Youth Funeral – Heavenward cassette tape (2016, Skeletal Lightning) ¥1,050 *Sold Out
完全にグイグイ来てる系US若手エモ・バイオレンスの初アルバム。カセットテープです。

Planes Mistaken for Stars – Prey 12″ (2016, Deathwish) ¥1,760
悪魔に魂を売ったLeatherfaceとハヤイのをやりすぎたYaphet Kottoの融合、という路線が円熟を迎え更なる進化、謎にディーパーズ的な要素すら聞こえる1枚。

Planes Mistaken for Stars – “Skull” Shirt [White / Medium] ¥1,940
クレボの某テグリティのTシャツと間違われること必至ですが実は昔から使ってるロゴを大フィーチャー。Mサイズのみ。

Praise – Lights Went Out 12″ (2014, React!) ¥1,620
ファースト。ユースクルー発の現代のVerbal Assault。

Praise – 2 Songs 7″ (2011, React!) ¥680
ユース度大分残ってます。

Praise – Leave It Behind 12″ (2016, React!) ¥1,450
浮遊感やメロウさも手に入れ大幅に表現力を増した1枚。最高すぎて去年聴きまくりました。オススメです。

Unbroken – And / Fall on Proverb 7″ (1994/2015, 31G) ¥910 *Sold Out
名盤7インチの再発。誰もが聴かなければならない。

Firm Standing Law – Unashamed 7″ (2017, Carry the Weight / Plead Your Case / Life. Lair. Regret) ¥860
xRepentancexのメンバー在籍。Judge的要素フィーチャーしつつザックザク切り刻む薙刀振り回し感健在。

City of Caterpillar – S/T Repress 12″ (2002/2016, Repeater) ¥2,050
インフルエンシャルなアルバムの再発。

Gypsy – Giants Despair CD (2012, Six Feet Under) ¥750
最高のJawbreaker直系フォロワーと見せかけてハードコア的なゴリッとしたリフを隠し味に使う。Cold World, Let Down, Stick Togetherなどのメンバー在籍。

Mindset – Nothing Less 7″ (2016, React!) ¥860
3曲入りラスト音源。エッフェッジー!

Cold Cave – Full Cold Moon 12″ (2015, Deathwish) ¥1,570
編集盤。僕がバラで買った色んなEPの曲が1枚にまとめられている!

Slow Code – Marketable Skills cassette tape (2015, Glory Kid) ¥860
US現行ド渋ポスト・ハードコア。Unwound, Lungfish, Self Defense Familyの系譜。

Burn Your Life Down – Don’t Try + Demonstration cassette tape (2011, Glory Kid) ¥680
Time for Changeのボーカル在籍のヘヴィー・ハードコア・バンド。Kiss It Goodbye, Bloodlet的殺伐カオティック・ニュースクール。

J. Bannon – “Dunedevil” Art Book (2017) ¥3,120
説明不要のJacob Bannon総裁による約300ページ近くに及ぶフルカラーのアートブック。物理的にズシリとくる重さ。

Saetia – Collected 2×12″ (2016, Secret Voice) ¥2,820
所謂クラッシックの初LP化。Level-Planeの閉鎖によりCDは廃盤だったので欲しかった方も多いのでは。

Abuse of Power – S/T 7″ (2016, New Age) ¥940
後期Outspokenの激情メタリック・ハードコアを現代に蘇らしたバンド。

Forming – S/T 7″ (2011, Vitriol) ¥780
これ知名度めっちゃ低いけど僕大好きなバンドなんです。Dinosaur Jr.の”Bug”やJawbreakerの”Dear You”をやや思わせるロウファイなインディー・エモ。

Free – Ex Tenebris 7″ (2017, Triple B) ¥940
ex-Have Heartのメンバー4人が在籍するほぼ新生Have Heartなバンドのデモに続く初正式音源。Pat Flynnの声めっちゃストロングになってる。

Police & Thieves / Remission – Split 7″ (2011, Amendment) ¥760 *Sold Out
DCのPolice & ThievesとチリのRemissionによるスプリット。どちらのバンドも最高なのでVerbal AssaultやTurning Point好きな人は聴いた方が良い。

Groundwork – “LP Cover” Shirt [Black / Small] ¥1,600 *Sold Out
先日の再結成の際にProtagonist Recordsがヒッソリと超限定でディスコグラフィーLP再発していたらしく、その際に作ったTシャツなのでオフィシャルです。こちらはLPのジャケをプリントした1枚。黒でSサイズのみ。

Groundwork – “TV Boy” Shirt [White / Small] ¥1,600
こちらはTVの前で膝を抱えた少年のデザイン。白でSサイズのみ。

Sed Non Satiata / Carrion Spring – Split 12″ (2015, Protagonist / Adagio 830 / Echo Canyon) ¥1,660
現時点での両バンド最新作。Carrion Springの成長著しいです。

Sore Eyelids – For Now 12″ (2014, Protagonist / Zegema Beach / Through Love / Tell Wilhelm) ¥1,470
説明不要かな?Suis La LuneのHenningを中心としたエモ/シューゲ・バンドの6曲入り。前作はThe Pineの影響が濃かったけど、今作はよりシューゲ度が増してます。ラルクやプラスティックトゥリー的な感じも若干ある。

Portraits of Past – Cypress Dust Witch


Portraits of Past – Cypress Dust Witch CD ¥640
Released in 2009 by Excursions Into The Abyss

Portraits of Pastの2009年の再結成4曲入りEP。フォロワーも誰もできなかった1995年のLPのあの「続き」を見事にやってのけた、これまた名盤と言っても良い1枚。
1曲目の”Fire Song”から意味分からないほど凄すぎて、当時楽弥君や哲史さん(asthenia初代ドラム)とやべーやべーと盛り上がりすぎてた記憶。
この曲の中盤以降のオリエンタルな展開とかもう謎すぎて天才もしくは宇宙人としか思えない。
来日公演がまた凄まじかったんだ。

※こちらはExcursions Into The Abyss版です。Cosmic Note版とは盤面やケースなどのデザインが異なります。

上:Excursions Into The Abyss
下:Cosmic Note

Portraits of Past – Discography


Portraits of Past – Discography CD ¥940
Released in 2008 by Ebullition

短いレビュー
1994年から1995年にかけて活動していたPortraits of Pastのディスコグラフィー。激情とかエモとかハードコア好きな人全員マストで聴く価値のある作品。



長いレビュー

Ebullitionの数あるクラッシックの中でもベスト・オブ・ベスト(金字塔)として評価する人も多いPortraits of Pastの全曲集。
とはいえ1995年にオリジナルのLPを発表した当初から人気があったわけではなくて、むしろ最初はほとんど売れず(曰く「完全に売れ行きがストップしていた時期があった」とのこと)、Ebullitionもジャケの紙が足りない時に「裏紙」として使っていたくらい。

解散後だいぶ年月がたってから急速に再評価が進んで、売れまくったは良いものの裏紙とかに使ってたせいでジャケが足りなくなり、シルクスクリーンで新たにジャケを作りなおしたので、ジャケが数種類存在しているんだそうです。
オリジナルはこのディスコグラフィーと同じデザインで、再発は複数パターンあるけどどれも白地にシルクスクリーンを刷ったもの。

面白いっすよね~。こういう話本当大好きです。Ebullitionのサイト結構こういう話載せてて面白いので暇なときとか読んでみるのおすすめします。

* * *
今となってはクラッシックだけど、1995年当時、この音が早すぎたっていうのは何となく分かる気がしますね。
曲をパートごとに分解するとどのパートも超絶にかっこいいんだけど、全体として聴くと抽象的・・・というかアート的というか。

歌詞も抽象的で説明もないし。メンバー謎に化粧しているし。
曲も性急で何となく哀愁は感じさせるけど、悲壮感は感じさせない。むしろ初期のThe Cureとかに近い耽美的な印象すら受けます。
ギターは終始不思議なトーン。
突然の疾走。手数の多いドラム。
叫んでるのに怒りも悲しみもあまり見えてこない、地声混じりの線の細いボーカル。

めちゃめちゃポリティカルなバンドが多かった当時のシーンの中で、こういう曖昧な要素ばかりのPortraits of Pastは正直「分かりにくい、評価しにくい」バンドだったのではなかろうかと思います。
けど、それこそがこのバンドの特異な魅力だったわけで。

* * *
良いとか悪いとかじゃなくて、後にも先にも「Portraits of Pastだけでしか聴けない」独自の世界観をいきなり確立させたのが、このバンドの凄さであり、謎でもあり、カルト的に愛されている所以でもあると思います。
ていうか、未だにPortraits of Pastに似てるって感じたバンド出会ったことないなと。
強いて言うなら後期theSunのギターサウンドには少し共通するものを感じましたが、世界観は全く別物だし(良い悪いではなく)。

とにもかくにも、いわゆる激情ハードコアのアティチュード的な側面ではなく、アート的な側面を代表するバンド/作品としてマストで聴いて欲しい1枚。

最初のボーン、ボーンっていう音、何かのSEかと思ったらライブでギターで完全再現してて驚いた記憶。2009年の再結成ライブ、今思い返しても本当凄かった。

1~7曲目がオリジナルのLP、8曲目がEbullitonのXXXコンピ、9曲目が”Stealing the Pocket”コンピ、10~11曲目がBleedとのスプリットEP、12~13曲目が1995年のギルマンストリートでのライブ、14~16曲目が同じく1995年のラジオ局でのライブの収録曲。

そのあとドラムのMatthewはFuneral DinerやWho Calls So Loudなどで活躍、残りのメンバーはVueというインディー・バンドでSub Popからリリースしたりしてました。ちなみに最近Noisey読んでて驚いたんですけど、Hot Hot Heatというメジャーなバンドの代表曲“Bandages”(当時けっこう好きだった)の元ネタがVueの“White Traffic”らしいです。そしてHot Hot Heatの前身はInstill’(紛らわしいけどNJのInstilではない)とLetters to the Lord Himself(BreakwaterとRepublic of Freedom Fightersのメンバーも在籍)という2つの激情バンド。

2017年もナードが辞められない。

Dystopia – Human = Garbage


Dystopia – Human = Garbage CD ¥1,120
Released in 2014 by Tank Crimes (originally released in 1994 by Common Cause / Life is Abuse / Misanthropic)

「暗黒郷」というバンドの「人間=ゴミ」という酷いタイトルの傑作アルバムの再発CD版。
スラッジとかクラストとかドゥームとか呼ばれたりもしてますが、そのどれも正解であり不正解であるような、独特で形容しがたい音。
分かりやすいサバス・リフとかモッシュパートとかテクニカルなリフとかそんなの一切出てきません。
精神を蝕むようなアルペジオとザラついた轟音、そして病み闇ウギャウギャ・ボイスが織りなすミサンスロピー宣言集。確実に肉体よりも感情に作用するタイプの音だと思います。

1~5曲目がオリジナルの”Human = Garbage” LPで、6~11曲目がEmbitteredとのスプリットEP(1992年)、12曲目がGriefとのスプリットEP(1992年)の曲。
6曲目以降の初期の音源はボーカルが違っており、よりデスメタル的なサウンド。

16ページのブックレット付き。

V.A. – XXX Some Ideas Are Poisonous CD


V.A. – XXX Some Ideas Are Poisonous CD ¥1,090
Released in 1995 by Ebullition

Ebullitionのクラッシック・コンピ。ここでしか聴けないFrailの名曲”Drought“や、Portraits of Past、フランスのオペラ激情Shatter the Myth, 初期ニュースクール代表Endeavor, Threadbare, The Promise Ringの前身のNone Left Standingなど収録。LPサイズのジャケですが、こちらはCD版です。

ストレイト・エッジを全面に押し出すバンドはほとんど収録されていないですが、これは「結局、Straight Edgeとはあくまで個人の選択の一つに過ぎない」という当時30歳を超えていたKentの考え方を反映した面子だそう。中に入ってるコラムがめちゃめちゃ面白いので、sXeの人もそうでない人も是非一読をば。

Yaphet Kotto – We Bury Our Dead Alive CD


Yaphet Kotto – We Bury Our Dead Alive CD ¥940
Released in 2004 by Ebullition

賛否両論わかれたYaphet Kottoの3枚目にしてラスト・アルバム。
前作、前々作が名盤であることは多くの人が認めるところだと思うんですが、今作は人によって大分評価分かれますよね。
なんせ今まで最大の魅力だった「青さ」や「エモーショナルさ」がほぼ消えてしまってるんす。
代わりにポスト・ロック的な静寂パートや壮大なミドルテンポの展開が増えてるんだけど、「Yaphet Kottoに求めてるのはそれじゃないよ!」ってのが大半の意見だったかと思います。

当時交流の多かったenvyやCity of Caterpillarの諸作に影響受けたのかなと何となく予想したりしますが、個人的にその辺の影響下のポスト・ロック+激情という風潮が苦手だったので、僕自身今作にはハマれなかった組です。。

・・・。

はい、ただ決して悪い作品ではありません!ここから良い点書いてきます。

まずそのMagの高音ボーカルの「歌」が唯一大々的に聴ける”The Constant Ringing”、これは文句なしにかっこいい!前作を思わせる曲なんですが、一瞬だけ非常に今作的なポスト・ロック的なパートをポロロン、と入れて、「お?」と思わせた瞬間またエモ・パートへ全力で再突入!本当に一瞬だけどこの「一瞬」の入れ方がかっこ良すぎ。これは前作と今作の良いところだけ詰まった、今作でしか聴けないタイプのYaphet Kottoの名曲だと思います。

そして”Chime The Day“という曲、これはズバリ断言しますが間違いなく「Finger Printみたい曲」を目指して作ったでしょうね。ていうのも彼らはJasemineのカバーとかもしてるし、間違いなくフレンチ・エモ大好きなはず。このクラストともユースとも違う2ビートの疾走感、そして中盤でエモーショナルに落としてラストでまた2ビートで疾走する感じ、すごくStonehenge的だしやりたくなるのすごい分かります。

あと散々言ってますが、ポスト・ロック的な楽曲でも要所要素で良いなって思うパートは沢山あります。例えばタイトル曲”We Bury Our Dead Alive“のイントロとかめちゃめちゃ好きですし、実質ラストの”Chime the Night“の終盤の沈み込むようなメランコリックさ(少し”First Meetings Agreement”の終盤を連想させます)も素晴らしい。

というわけで駄作ではないし聴く価値がないとも全く思わないけど、Yaphet Kottoの音源として聴くのは一番最後で良いかなという感じの音源です。
これ以外の音源が全部良すぎるってのもあるかな。