Amber Inn – All Roads Lead Home 12″


Amber Inn – All Roads Lead Home LP ¥960
Relased in 1997 by Ebullition

再入荷。1997年リリースの11曲入りLP。7″からやや方向性変わって、Drive Like JehuやShotmakerなどに通じる硬質なポスト・ハードコア度が上昇。個人的な好みで言うと7″派(しつこい)ですが、これはこれでめっちゃかっけーです。あとEbullitionとは思えないほど音質が良い!

余談ですがメンバーの内2人は2017年現在Wet the Ropeというエモーショナル・ポリティカル・ハードコア・バンドで活動していて、先日Adagio 830からLPを出しました。まさにAmber Innのこのアルバムを彷彿とさせる音で、歌詞や活動姿勢も一貫しており聴く価値あり!



(以前のサイトに楽弥君が書いたレビュー)

94年〜98年に活動していたAmber InnのディスコグラフィーLPです。(注 CD版より曲数は少ないです。) 僕がこの辺のバンドにハマったきっかけのAmber Inn。この頃の良さが全面に出ているんではないでしょうか。このLPはドライブ感とフックの効いた曲がハンパじゃなくカッコ良くて、1曲目のLeave With DignityからのShouldering Reflex→A Thousand Spotlights→Sandpaper My Eyesの流れは本当に素晴らし過ぎて血管にレッドブルをブチ込まれたかのよう。特に1分弱のA Thousand SpotlightsからのSandpaper My Eyes流れはちょっともう…..僕の….僕が…Erect!他にも 8曲目のSky Is Blueや10曲目のThrough The Blindsは、SinkerというバンドからIndian SummerとこのAmber Innに分かれたことを感じさせる曲もあってお腹いっぱいです!

宜しくお願いします。

片桐

Amber Inn – Serenity in Hand 7″


Amber Inn – Serenity in Hand EP ¥500
Released in 1995 by Ebullition

サクラメントのエモ・バンド、Amber Innの1995年リリースの7インチ。1997年のアルバムではカチッとしたポスト・ハードコア的側面を強調してて、それはそれで超かっこいいんだけど、個人的にはこの7インチが更に最高だと思う派。

前身バンドのSinker(Indian Summerの前身でもある)の方向性を発展させたような、極端に音数の少ない枯れた寂寥を感じさせる楽曲に、「呟く」「歌う」「叫ぶ」の中間を縫うようなボーカル。この2曲の雰囲気は本当に独特で、何とも説明しがたいんだけど、このジャケの雰囲気をそのまま音にしたような感じだなあと思ったりします。

引き算の美学感じます。

Indian Summer, Embassy, Current, Human Hands… この辺が好きだったら無条件でおすすめしたい1枚。

Remission – Pain Understood 7″ (SOLD OUT)


Remission – Pain Understood ¥790 *Sold Out
Released in 2013 by Amendment

チリ出身のエモーショナル・ハードコア・バンド、Remissionが2013年に出した傑作7インチ。

ユースクルーからVerbal AssaultやReason to Believe, Turning Pointなどに影響受けたエモーショナルなハードコア・バンドとして、既に一部では人気あったバンドだけど、この2曲はそこから更に一歩踏み出して、よりメロディックに、よりドラマティックに進化&深化。

かっこいいリフ(ザクザク刻みまくり)や絶妙なリズムチェンジを次々と繰り出しつつ、後半に向けて徐々に盛り上げていく曲構成の上手さ。それに芯のある強い高音ボーカルが乗るんだけど、これまで以上に明確にメロディーを歌うようになってて、それがまたいやらしくない程度にエモーティブな良いメロディー歌うんですよ。


良いなー。やっぱり。

この7″以降しばらく音沙汰がなかったんですが、現在待望の2nd LPを作成中とのこと。解散してなくて良かった…!この方向性でアルバム作ってくれたら最高だなー。

データはBandcampでNYPでDL可。

Struggle – One Settler, One Bullet: An Anthology CD


Struggle – One Settler, One Bullet: An Anthology ¥1,010
Released in ?? by Ebullition

再入荷。僕も詳しくないですが、”One Settler, One Bullet”(「全ての植民者に銃弾を」)は1980年代の南アフリカ共和国の対アパルトヘイト解放軍(現政党。パン・アフリカニスト会議)らのスローガンだった言葉だそう。



(以前のサイトに書いたレビュー)
サンディエゴを拠点に1992年から1994年まで活動していたポリティカル・ハードコア・バンド、StruggleのディスコグラフィーCDです。
初期Ebullitionのカタログの中でも屈指の名盤7″の4曲に加え、12″の7曲、更に”Give Me Back” CompやUndertowとのスプリットに収録されていた楽曲を加えた全13曲を収録。

彼らは元々DowncastやRorshcachからの影響が強かったそうですが(とEbullitionのサイトに書いてあった)、その2バンドに共通する面もありつつ、怒りに任せた緊迫感と勢いが圧倒的で、他では聴けないオリジナリティがあると思います。特に”Envy”と”Pigs on Fire”という曲のテンションの高さはヤバい。。”Pigs on Fire”はYouTubeでライブ映像が見れるんですが、これが鳥肌もの。何度見ても異常に燃えます。

“Pigs on Fire”

メンバーは後にBread and Circuits, The Locust, Swing Kidsなどに発展。あと、UnbrokenやSwing Kidsを結成するEric Allenも後期は在籍。音楽的にはUnbrokenにも通じるミッドテンポ主体のメタリックに刻むスタイルで、僕の中でDowncastやGroundwork, Chokeholdなどと共に最初期のニュースクールシーンを代表するバンド。

色々書いたけど、単純に音としてかっこいいしメッセージも濃いので、この時代のハードコアが好きだったら手に入れてまず間違いないっす。ブックレットのライブ写真もイケてます。白いYシャツ!

full album on YouTube

Unruh – Misery Strengthend Faith + 8 Songs CD


Unruh – Misery Strengthend Faith CD 600円
Released in 2003 by King of the Monsters

アリゾナの地下ダーク・メタリック・ハードコア・バンド、Unruhの1997年に出た”Misery Strengthened Faith” LPに、ボーナスとして”Friendly Fire” EP(1996年4曲)、Enewetakとのスプリット(1996年3曲)、そして”Cry Now, Cry Later”コンピ収録曲1曲を追加した計18曲収録のCD版。

このバンドはYoung Lizardのかつや君から教えて貰って、後日Friendly Fire 7″手に入れて聴いたらば想像してた以上にかっこ良すぎてめっちゃ喰らったバンドです。
同じくKing of the Monsters Recordsが同時期にリリースしてたAbsintheとか、Gehenna, Enewetak, Suicide Nationとかと少し通じるダークで乾いた病んだ空気感が充満。

ただ音は割と当時のKOTM周辺バンドと比べてもバラエティ豊かで、超絶ファストなグラインド・パートから、ミドル~スロウ・テンポでメタリックにザクザク刻むパート、アルペジオで暗く内省的に沈むパート、更には思いっきりモッシーなブレイクダウンとかまで出てきます。”Salute”の疾走はブラックメタル的だし、”To Go Without”の中盤は完全にモッシュパートですね。音楽的に当時の地下ハードコアのサブサブジャンルの大半をセンス良く内包したような音だと思います。


Young Lizardが影響受けてるっての凄い分かる音だからYL好きで未チェックの人には是非聴いて貰いたいし、AcmeやRorschah, Assuckなど好きな人、それに多分90年代初期のニュースクールやEbullition~The Great American Steak Religion周辺好きな人が聴いても気に入る可能性高い1枚だと思います。

あと完全にナード的ポイントですが、ギターとボーカルが元Lyburnum(Ebullitionの”Amnesia”コンピに収録されていた激エモ・バンド)だそうで、そこからこう繋がるのかー!となりました。

Krimewatch – Machismo / New York Nightmare 7″ (Flexi)


Krimewatch – Machismo / New York Nightmare EP (Flexi) ¥670
Released in 2017 by Boss Tuneage

2016年の5曲入りデモが最高すぎて人気急上昇中のNYの4人組ハードコア・バンド。昨年末に自主でリリースしたプロモ・カセットをフレキシ(a.k.a.ソノシート)で再発したものです。

楽曲の方向性は先のデモと完全に同じで、Minor Threatとかを思わせる(The Comesという説もあり)ストレートなハードコアに、一部日本語詞含む女子ボーカルが乗るスタイル。2曲目”New York Nightmare”の
「みっともないから邪魔するな/関係ないから邪魔するな/邪魔するなー!」
ってパートが最高です。相変わらずボーカル良い声。


ライブもイケてるなー!今年Lockin’ OutからLP出るという噂なのでそれまた楽しみっす。

bandcamp


まさかの正方形(カットされていない)。

As You Were #1: A Punk Comix Anthology About House Shows


As You Were #1: A Punk Comix Anthology About House Shows ¥620

アメリカの「ハウスショウ」をテーマにしたオムニバス形式のコミック・ジン。

ある人はハウスショウあるある(どの家か分からない、最初入るのに躊躇する、知り合いがいないと疎外感がすごい、など)。
ある人はフィクション(家の地下室で夜な夜な幽霊たちがサークルピットを繰り広げているという脱力ホラー)。
ある人は自分たちが実際にオーガナイスしていたDIYスペース兼シェアハウスの思い出。
またある人は自分のバンドがハウスショウに出た時の思い出(ギターのやつが演奏前に酔っ払いすぎて本番超グダグダで殺意を覚えた、など)。

などを各々のタッチの漫画で表現。日本にはないカルチャーだけど、日本のライブと通じるところもあり、かと思えば日本のパンク・シーンとDIY度のレベルが違うな~と感じるところもあり、最初から最後まで面白く読めました。おすすめです。

ちなみに第二号も既に出てて、そちらのテーマは”The Pit”とのこと。よ、読みたい。。