The Blue Period – Demo (Summer 2013) 10″ (SOLD OUT)


The Blue Period – Demo (Summer 2013) ¥1,260 *Sold Out
Released in 2014 by strictly no capital letters / Wolf Town DIY

UKはノッティンガムの男女ボーカル・インディー・エモ・バンド、The Blue Periodのデビュー音源。
当初デモとしてカセットで出てたのかな?が好評につき10インチとして再発されたもの。さまざまな90年代解釈・サンプリングが昨今の世間では行われておりますが、このジャケの発想はなかった。ウィンドウズ95リップオフ。

最新作のHuman HandsとのスプリットLPではインディー/エモを出発点にしながらも、何とも形容しがたいオリジナルな音楽性になってた彼女らですが、今作はデビュー音源だけあり一番90年代エモ色が強いと思います。聴いてて頭に浮かぶのはEveryone Asked About YouやJejune, Rainer Maria, Pinbackなど。

派手さよりもニュアンスを大事にするエモ。最初の印象は地味だけど長く付き合いたいタイプのエモですね。

僕は最新作が一番独特の多幸感があって好きなんだけど、楽弥君は逆でこの音源がThe Blue Periodの中で一番好きみたいです。逆に最新作の方が普通のエモっぽいと言ってました。

あなたはどっち派?!

bandcamp ←NYPでDL可

Without Maps – When the Wires Ran 10″

Without Maps – When the Wires Ran
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Price: 1,160 Yen
Format: 10″
Download Code: none (NYP at bandcamp)
Released in 2013 by Cross Your Heart and Hope to DIY

Plaidsのメンバーも在籍するポスト・ハードコア・バンドのデビュー作。Hot CrossやAt the Drive-In, No Knifeなどを思わせるエネルギッシュなサウンドで、キャッチーさも渋さもありとても良いです。1曲目のボーカルの入りからエネルギッシュでめっちゃ引き込まれました。ちなみにドラムのニックは現在岩手県に住んでいます。ナイスガイ。

Deadhead – 10″

Deadhead – 10″
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Price: 950 Yen
Format: 10″
Download Code: none (NYP at bandcamp)
Released in 2010 by Melotov

Touche Amore(3人), Restrained, Bleeding Kansasらのメンバーによる西海岸5人組ハードコア・バンドの10インチ。全7曲。
基本Tragedy以降のメロディックなネオ・クラストを下地にした、かなりヘヴィーでメタリックなハードコアです。だけどたまに出てくるエモ・パートが非常に良い塩梅で、Alpinistとかにはないナヨナヨ具合がヘナチョコでイケてます。
メンバーの関連バンドの要素もそこかしこに出てくるので、彼らのうちどれか一つでも好きなバンドがあれば恐らく気に入るはず。あとTrainwreck, Zann, The Separationなどのヘヴィーで激要素のあるバンドが好きな方にもお勧め!
レーベルこだわりのヘヴィーヴィニール。

Kids Return / Saturday’s Kids – Split 10″

Kids Return / Saturday’s Kids – Split
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Price: 840 Yen
Format: 10″
Download Code: none (NYP at bandcamp)
Released in 2011 by Art for Blind

遅くなりましたがレビュー書いてきます。
個人的な話なのですが先日生まれて始めてレコーディングというものをしまして、客観的に自分の声を聞いて悶絶しました。。誰もが通る道なんでしょうか。

さて、Kids Return!! 彼らを知ったのは三鷹の某氏の家でたまたまLPを聴いたのがきっかけで、もうかなり衝撃受けました。
イギリスのバンドだけあって90年代のUK emoバンド・・・Bob Tilton, Manrae, Reigizer, Tribute, Baby Harp Sealなどのインフルエンスを感じさせてる時点で変態確定なんですが、そこにレヴォリューションサマー的な疾走感やボーカルスタイルがあり、CalculatorとかLumber Lung, Life at These Speedsとかに通じるライトな感触もありでとても最高。
残念ながら今年解散してしまって、これが最後の音源になってしまいましたが最高な3曲を最後に残してくれました。特に3曲目”Bond St.”が素晴らしい。

対するSaturday’s Kidsも3曲を提供。先にレビューを書いた単独10インチも最高でしたが、こちらも最高で脂が乗ってる感ありますね。
Dischord~初期Troublemanとかのバンド~Mission of Burma, Sonic Youth, Milemarker辺りまでを彷彿とさせる感じで、単独10インチと比べると若干ポストパンク色が強いです。まだ20歳前後の若いバンドみたいですが、誰に似てるって簡単に言えない感じの独特な音楽をやっているので是非チェックしてほしいところ!!

Saturday’s Kids – S/T 10″

Saturday’s Kids – S/T
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Price: 840 Yen
Format: 10″
Download Code: none (NYP at bandcamp)
Released in 2011 by Art for Blind

イギリスのポスト・ハードコア・バンドの5曲入り10インチ。2011年作。
彼らは作品を出すごとにけっこう音楽性が変化してて、どれも良さがあるんですが、僕的にはこの10インチが一番グッときました。
Portraits of PastとかCity of Caterpillarみたいな幻想的なアルペジオで幕を開け、それ系の激情に変わったのか?と思わせきやDischord的に疾走する”I Am a Runner”でハートキャッチ成功。以前に比べモダンな壮大さを全面に出しつつ、レボリューションサマー/ポスト・パンク的な要素を絡めて変則的かつスムーズに疾走するエモーティブなロックにやられまくりました。最後の”The Old Comedians”が個人的ベストソング。

Kids Return, Fugazi, At the Drive-In, Sed Non Satiata, Milemarker, Mission of Burmaなど好きな人にかなりお薦め。ダウンロードコード付き。

Maladie / Drowning with Our Anchors – Split 10″ (SOLD OUT)

Maladie / Drowning with Our Anchors – Split
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Price: 1,120 Yen *Sold Out
Format: 10″
Download Code: none
Released in 2010 by Glory Kid

Glory Kidからメキシコとアメリカの激情スプリット10インチ。GhostlimbやDangersをリリースしてるVitriol Recordsとの共同リリース。2009年作。
Maladieはこの前に出したアルバムがEkkaiaやAnomieの影響を激情フィルターを通して再現した超かっこいいエモ・クラストだったんだけど、今回は激情度が上がっててちょっと壮大な感じ。個人的にはアルバムの路線の方が好みだけど、これはこれで良い。歌詞がメキシコ語なのが熱い。

対するDrowning with Our AnchorsはBurial YearやBullets In (Bread & Circuitsタイプの良バンド)の元メンバーを有する激情バンド。10分近い丈長の壮大な楽曲を1曲提供。Funeral Diner, Gantz, Balboaとかその辺の壮大なバンドが好きな人は気に入ると思います。

ジャケや盤のデザインも秀逸。

bandcamp